コラム
なぜゴミ屋敷になるのか?7つの原因と放置することの危険性
ゴミ屋敷
2024年8月25日
ゴミ屋敷は、本人にとってはもちろんのこと、近隣住民にとっても深刻な問題です。
しかし、ゴミ屋敷になる原因は、本人だけの責任とは言い切れません。
さまざまな要因が複雑に絡み合い、気づけばゴミ屋敷になってしまっているケースも少なくありません。
この記事では、ゴミ屋敷になる7つの原因と、放置することによる危険性について解説していきます。
目次
□なぜゴミ屋敷になるのか?7つの原因
ゴミ屋敷になる原因はさまざまですが、主な原因として以下の7つが挙げられます。
1:衝動買い
ストレス発散や気分転換のために、必要のないものを衝動的に買ってしまい、結果的に物が溢れてしまうケースです。
特に、ネットショッピングの普及により、衝動買いはより身近なものになっています。
欲しいと思ったものをすぐに手に入れられる手軽さゆえに、必要かどうかを冷静に判断せずに購入してしまうことがあります。
2:捨てられない心理
「もったいない」という気持ちから、古い物や壊れた物でも捨てられない人がいます。
特に、戦後物資が不足していた時代を経験した世代では、物が貴重だったため、捨てることに抵抗感を持つ人が多い傾向にあります。
また、思い出の詰まった物や、将来役に立つかもしれないという期待感から、捨てられないという人もいます。
3:時間不足
仕事や家事、育児などに追われ、片付けに時間が割けない人もいます。
特に、共働き世帯や、小さなお子さんを持つ家庭では、時間管理が難しい状況です。
片付けは後回しにしがちですが、放置すればするほど、片付ける量は増える一方です。
4:生活の不規則さ
夜勤やシフト制勤務など、生活リズムが不規則な人は、ゴミ出しのタイミングを逃したり、片付けをする時間を取るのが難しく、ゴミが溜まりがちです。
また、生活リズムが乱れると、精神的なストレスも溜まりやすくなり、片付けの意欲が低下する可能性も考えられます。
5:周囲からの注意不足
一人暮らしや、家族とのコミュニケーションが少ない人は、ゴミ屋敷になっていることに気づかないことがあります。
周囲から指摘されることもなく、自分自身でも問題だと認識していないため、改善されないまま放置されてしまうケースです。
6:認知症
高齢者になると、認知症を発症し、ゴミの分別が分からなくなったり、ゴミ出しの習慣が忘れがちになることがあります。
認知症の人は、自分の状態を理解することが難しいため、周囲の人が気づいてサポートすることが重要です。
7:精神的な病気
うつ病や不安障害など、精神的な病気の人は、片付けなどの家事をする意欲が低下することがあります。
病気の症状によって、集中力や意欲が減退し、日常生活を送るのが困難になるため、ゴミ屋敷になってしまうこともあります。
□放置することによる危険性
ゴミ屋敷を放置すると、さまざまな危険が潜んでいます。
1:火災のリスク
ゴミ屋敷では、可燃物が大量に積み重ねられているため、火災のリスクが非常に高くなります。
たばこの火種や、コンロの火の始末など、ちょっとした不注意から火災が発生する可能性があり、最悪の場合、命に関わる事態に発展する可能性も否定できません。
2:健康被害
ゴミ屋敷では、悪臭や害虫が発生し、健康被害に繋がる可能性があります。
カビやダニは、アレルギーや喘息などの原因となることがあります。
また、ネズミやゴキブリなどの害虫が発生すると、食中毒や感染症のリスクも高まります。
3:行政処分
ゴミ屋敷が放置され、近隣住民に迷惑をかけるようになると、行政処分を受ける可能性があります。
近年、各自治体では、ゴミ屋敷条例を制定し、放置されているゴミの強制撤去や、罰金などの処分を定めているところが増えています。
行政処分を受けると、経済的な負担だけでなく、社会的信用も失う可能性があります。
ゴミ屋敷は、本人だけでなく、周囲の人々にも多大な影響を及ぼす問題です。
早期に問題を解決し、安全で快適な生活環境を取り戻すことが重要です。
□まとめ
ゴミ屋敷は、衝動買い、捨てられない心理、時間不足、生活の不規則さ、周囲からの注意不足、認知症、精神的な病気など、様々な要因が複雑に絡み合って発生します。
放置すると、火災、健康被害、行政処分などの深刻なリスクが発生する可能性があり、早急な対応が必要です。
ゴミ屋敷を未然に防ぐためには、日頃から物の整理整頓を心掛けること、衝動買いを控えること、定期的に掃除をすることなどが大切です。
また、自分自身では解決できない場合は、家族や友人、専門機関に相談することも有効です。
当社は、ゴミ屋敷の清掃も行っております。
害虫や悪臭が発生している場合でも、不用品の買取や、貴重品の探索などまで請け負いますので、火災や健康被害が発生する前に、早めにご相談ください。