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死体の臭いはどんな臭い?原因や悪影響、消臭方法も解説

特殊清掃

2024年9月6日

遺体の臭い、つまり死臭は、私たちが日常的に接する機会のない、強烈で独特な臭いです。
しかし、死臭は単なる不快な臭いだけではありません。
死臭には、部屋への臭い移り、害虫の発生、家屋の腐敗など、さまざまな悪影響が伴うのです。

この記事では、死臭の具体的な臭い、発生原因、悪影響について解説していきます。

□死体の臭いとは?

死臭は、遺体が腐敗することで発生する独特の臭いです。
例えるなら、腐敗した乳製品や魚介類、生ごみ、ドブの臭いを想像してみてください。
これらの臭いを混ぜ合わせたような、強烈で吐き気を催すような臭いが死臭の特徴です。

1:発生原因

死臭は、遺体が微生物によって分解され、腐敗することで発生します。
人間は生きている間、免疫システムによって体内に侵入した微生物の増殖を抑えています。
しかし、死亡すると免疫システムが機能しなくなり、微生物が遺体の中で大量に増殖します。
微生物は遺体の組織を分解し、その過程で様々な悪臭を発生させるのです。

2:発生速度

死臭の発生速度は、気温や湿度などの環境条件によって大きく異なります。
高温多湿な環境では、微生物の活動が活発化し、腐敗が急速に進みます。
そのため、夏場など気温が高い時期には、死臭の発生も早くなる傾向があります。

3:生前に発生する臭いとの違い

死臭は、遺体が腐敗することによって発生する臭いなので、生前には発生しません。
生前に特殊な臭いを感じた場合は、病気や食生活など、他の要素が原因である可能性が高いでしょう。
生前に臓器が弱っていた場合などに発生する臭いが、死臭と勘違いされることもあります。

□死臭の悪影響

死臭は、単に不快な臭いだけでなく、さまざまな悪影響を及ぼします。
放置すると、部屋への臭い移り、害虫の発生、家屋の腐敗など、深刻な事態に発展する可能性もあります。

1:部屋への臭い移り

死臭は非常に強い臭気を持つため、部屋に染みつきやすく、なかなか消えません。
特に、壁や床、家具などに染み込んでしまうと、通常の清掃では除去することが困難です。
賃貸住宅の場合、死臭が原因で退去を求められるケースもあるため、早急な対策が必要です。

2:害虫の発生

死臭は、ハエやゴキブリ、ダニなど、様々な害虫を引き寄せます。
これらの害虫は、遺体に卵を産み付け、さらに数を増やすため、悪臭はさらに強まります。
また、害虫は遺体だけでなく、遺品や家屋にも被害を及ぼし、深刻な衛生問題を引き起こす可能性があります。

3:家屋の腐敗

遺体が放置され、腐敗が進むと、体液が漏れ出て、床や畳に染み込みます。
体液が染み込んだ部分は、死臭がこびりつき、悪臭が強くなります。
さらに、腐敗が進行すると、床材自体が腐ってしまう場合もあります。
集合住宅の場合、下階の天井に体液が染み込むこともあります。

□まとめ

遺体の腐敗によって発生する死臭は、強烈な臭いだけでなく、部屋への臭い移り、害虫の発生、家屋の腐敗など、様々な悪影響を及ぼします。
死臭の発生を放置すると、健康被害や経済的な損失、近隣トラブルなど、深刻な問題に発展する可能性があります。
死臭を感じた場合は、早急に専門業者に相談し、適切な対策を講じることが大切です。

当社は、孤独死などで発見が遅れた場合の、部屋の特殊清掃も行っております。
臭いの原因を究明し、消去法による作業を行いますので、死臭でお困りの場合は、ぜひご相談ください。

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