死臭は、私たちが想像する以上に深刻な問題です。
遺体から発せられる死臭は、単なる悪臭ではなく、家財に染み付いたり、害虫を引き寄せたりと、様々な悪影響をもたらします。
さらに、健康被害や近隣トラブル、そして環境問題にまで発展する可能性もはらんでいます。
この記事では、死臭がもたらす直接的な影響とその危険性について解説します。

□死臭がもたらす直接的な影響とその危険性

死臭は、私たちの生活に様々な悪影響を及ぼします。

1:部屋に臭いが染み付く

死臭は、強烈な臭いを放つだけでなく、壁や床、衣類や家具など、あらゆる場所に染み付いてしまいます。
一度染み付いた臭いは、通常の洗剤や消臭剤ではなかなか落とせません。
早急に適切な対策を取らなければ、近隣トラブルに発展するおそれもあります。

2:害虫が発生する

腐敗した遺体からは、ハエやゴキブリなどの害虫が大量に発生します。
これらの害虫は、遺体に卵を産み付け、遺体が発見されるまで繁殖を繰り返します。
室内は、想像を絶する悲惨な状況に陥る可能性もあります。
また、害虫は遺体に触れたことで病原菌を付着させており、室内だけでなく、隙間から外に出て飛び回り、病原菌を拡散させる危険性もはらんでいます。

3:床や柱など家屋が腐敗する

遺体の腐敗が進むと、体液が漏れ出て床や畳に染み込みます。
体液が深部にまで染み込むと、臭いやシミの完全除去が非常に難しくなります。
さらに、遺体発見までの期間が長引くと、体液が床材にまで染み込み、腐敗することもあります。
マンションやアパートなどの集合住宅の場合は、下階の部屋の天井に体液が染み込む可能性もあり、臭いやシミの除去だけでなく、構造上の問題に発展する可能性も考えられます。

□死臭がする時の対処法とは？

死臭による悪影響を最小限に抑え、安全で清潔な生活環境を取り戻すためには、適切な対処法が必要です。

＊専門業者への依頼

死臭を完全に除去し、現場を原状回復するためには、特殊清掃業者への依頼が必須です。
死臭が発生するほどの腐敗の進んだ遺体があった部屋には、感染症の危険性もあるため、安易に立ち入るのは危険です。
特殊清掃業者は、防護服や防護マスクなどを着用し、安全対策を徹底した上で作業を行います。

また、死臭は通常の消臭剤では消し去れません。
特殊清掃業者では、臭いの種類に合わせて薬剤を選択し、噴霧したり、オゾン脱臭機といった専門機器を使用したりするなど、多様な知識と技術を駆使して、死臭を除去します。

＊専門知識と技術

特殊清掃は、消毒・除菌、害虫駆除、遺体によって汚染された寝具や家具の適切な処分、床板や壁紙の撤去など、高度な専門知識と技術を必要とする作業です。
個人で対処しようとすると、二次被害や健康被害のリスクが高まるため、専門業者に依頼することを強くおすすめします。

□まとめ

死臭は、私たちの生活に多大な悪影響を及ぼす深刻な問題です。
死臭による悪影響を防ぎ、安全で清潔な生活環境を取り戻すためには、特殊清掃業者への依頼が不可欠です。
専門業者に依頼することで、適切な処置と安全対策が施され、安心して生活できる環境を取り戻せます。

当社は、無料相談、無料見積りを行っており、見積り後の追加料金やキャンセル費用は一切ありません。
遺品整理や空き家整理などをお考えの方は、お気軽に当社にご相談ください。