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コラム

遺品整理の費用は誰が払う?兄弟での負担割合と「相続放棄」の注意点をプロが解説

遺品整理

2026年3月16日

「実家の片付け費用は、長男が払うべき?それとも兄弟で割り勘?」

遺品整理の費用負担は、親族間で非常に揉めやすい問題です。
結論から言うと、誰が払うかについて法的な決まりはありませんが、基本的には「相続人全員で負担する」か「故人の遺産から支払う」のが一般的です。

本記事では、東海エリアで数多くのご実家を片付けてきたカスミサービスが、兄弟トラブルを防ぐ円満な費用の分け方を解説します。
さらに、借金などで「相続放棄」を検討している方が絶対にやってはいけないNG行動も紹介。
円満な遺品整理のために、ぜひ参考にしてください。

原則として、遺品整理の費用は「相続人」が負担する

「長男だから自分が全額払うべきなのだろうか…」と思い詰める方もいらっしゃいますが、遺品整理にかかる費用について、法律上で「この人が支払わなければならない」という明確な規定はありません。

しかし、原則としては「相続人(法定相続人)全員で負担する」のが一般的です。

なぜなら、故人様が残された家具や家電、日用品などの遺品は、すべて「相続財産」の一部とみなされるからです。
財産を受け継ぐ権利がある相続人は、同時にその財産を適切に管理・処分する責任も負うことになります。
そのため、「特定の誰か一人」ではなく「相続人全員」に負担の義務があると考えられるのです。

実務上でよくある費用の支払いフロー

とはいえ、作業当日にご兄弟全員が集まって、その場で現金を出し合って割り勘にする…というケースは稀です。
多くの場合、以下のような流れで精算が行われます。

1.代表者(ご依頼主様)が遺品整理業者へ一時的に立て替えて支払う
2.後日、遺産分割協議(遺産の分け方を話し合う場)にて精算する
3.故人様の遺産(預貯金)からかかった費用を差し引く、または相続人同士で分割する

ここで非常に重要なのが、立て替えた際の「お見積書」と「領収書」を必ず保管しておくことです。
後から口頭で「〇〇万円かかったから半分払って」と伝えても「そんなに高いはずがない」「勝手に高い業者に頼んだのでは?」と疑われ、トラブルになるケースが少なくありません。
業者から発行された書類は、正当な費用であることを証明する大切な証拠となります。

【要注意】「相続放棄」をするなら遺品整理をしてはいけない?

もし、お亡くなりになったご親族に多額の借金やローンがあることが発覚し「相続放棄」を検討している場合は、絶対に遺品の整理や処分(持ち帰り)をしてはいけません。

「とりあえず部屋の片付けだけはしておこう」「大家さんに怒られるから早く空っぽにしないと」と、良かれと思って遺品整理に手をつけてしまうと、後から取り返しのつかない事態に陥る危険があります。

なぜ?「片付け=財産を受け継ぐ意思がある」とみなされるから

法律上、故人様の持ち物(現金や貴金属だけでなく、家具・家電・衣類などの生活用品すべて)は「相続財産」として扱われます。

これらを勝手に捨てたり、売ったり、形見分けとして持ち帰ったりする行為は、「自分の財産として処分した=相続する意思がある(単純承認)」とみなされてしまいます。

一度「単純承認」をしたとみなされると、後から家庭裁判所に「やっぱり借金があるから相続放棄したい」と申し立てても、認められずにすべての借金を背負わなければならなくなる可能性が非常に高いのです。
※ただし、明らかに資産価値のないゴミ(生ゴミなど)を捨てる程度であれば問題ないとされるケースもありますが、素人判断は大変危険です。

大家さんに急かされても、まずは専門家へ相談を

故人様が賃貸アパートなどに住んでいた場合、大家さんや管理会社から「早く荷物を出して退去してほしい」と強く迫られることがよくあります。
しかし、ここで大家さんの言う通りに業者を呼んで部屋を空にしてしまうと、前述の通り「単純承認」とみなされあなたが借金を被るリスクがあります。

【相続放棄を検討している場合の正しい対処法】

・原則として、部屋の荷物には一切触らない。
・大家さんには「現在、相続放棄の手続きを検討しているため、勝手に遺品を処分できない」と正直に伝える。
・速やかに弁護士や司法書士などの専門家、または家庭裁判所へ相談する。

カスミサービスでは、遺品整理のご依頼をいただいた際にも、借金の可能性があるお話が出た場合は「まずは専門家にご相談されることをおすすめします」と正直にお伝えしております。
必要に応じて、提携している士業の先生をご紹介することも可能ですので、判断に迷った時はご自身で動く前に、一度ご相談ください。

兄弟・親族間での費用の分け方とトラブル回避法

法律上の明確な決まりがないからこそ、遺品整理の費用をめぐっては「誰がいくら払うのか」で兄弟間の意見がぶつかりがちです。
ここでは、実務上でよく見られる「3つの負担パターン」と後々のトラブルを回避するための最大のコツをご紹介します。

よくある3つの費用負担パターン

ご親族間の状況に合わせて、最も納得感のある方法を話し合いで決定しましょう。

1.故人様の遺産(預貯金など)から支払う
最も公平で揉めにくい王道のパターンです。
遺産分割協議を行う前に故人様の預貯金から遺品整理の費用を捻出し、残った財産を相続人で分配します。

2.「法定相続分」の割合に応じて負担する
遺産を多く受け取る人が、片付け費用も多く負担するという合理的な方法です。
例えば「実家をそのまま相続する長男が多めに払い、現金のみを相続する次男は少なめに払う」といったケースです。

3.相続人全員で均等に折半する(割り勘)
故人様に預貯金がほとんど残っていなかった場合や、シンプルに解決したい場合に選ばれます。
兄弟3人なら、かかった費用の3分の1ずつを出し合います。

兄弟トラブルを防ぐ最大の武器は「事前の見積書」

どのパターンで費用を分けるにせよ、親族間トラブルで最も多いのは事後報告による「高すぎる!」「もっと安く済む業者があったはずだ!」という不満の爆発です。

特定の誰かが一人で焦って業者を決め、作業が終わった後に「50万円かかったから半分払って」と請求しても、他のご兄弟は現場の大変さを見ていないため金額に納得できません。

これを防ぐためには、作業を依頼する前に必ず業者に現地を見てもらい、「正式な見積書」を書面でもらうことが鉄則です。
その見積書(できれば複数社の相見積もり)を親族全員のグループLINEなどで共有し、「この金額で、この業者にお願いしようと思うけれど良いかな?」と事前に合意を得ておくことで、後々の「言った・言わない」の金銭トラブルを完全に防ぐことができます。

💡後から「高すぎる」と揉めないために
提示された見積もりが妥当かどうかを親族会議で話し合うためには、まず「地域の適正相場」を知っておく必要があります。東海エリアの間取り別料金目安は、以下の記事で詳しく解説しています。
遺品整理の費用相場は?一軒家・アパートの料金目安と安くするコツ

遺品整理の費用は「相続税」から控除できる?

遺品整理には数十万円単位の費用がかかることも珍しくないため、「お葬式の費用みたいに、相続税の計算から差し引く(控除する)ことはできないの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

結論から申し上げますと、残念ながら一般的な遺品整理の費用は、相続税の控除対象にはならないのが原則です。
※一般的な税理士等の見解による

法律上、お葬式にかかった費用や故人様が残した借金などは「相続財産からマイナスできる(債務控除)」と定められています。
しかし、家財道具の片付けや不用品の処分費用は「遺族の都合で行うもの」とみなされることが多く、控除の対象外となってしまうのです。

例外として認められるケースもある?領収書は必ず保管を!

基本的には控除できない遺品整理費用ですが、状況によっては税金対策として計上できる(または不動産の売却経費として認められる)ケースもゼロではありません。

・家の中がゴミ屋敷状態で、中の荷物をすべて処分しないと建物の売却が不可能な場合
・賃貸物件の原状回復として、どうしても撤去しなければならない残置物があった場合

このような特殊なケースでは、税務署や税理士の判断によって必要経費として認められる可能性があります。
そのため、「どうせ控除できないから」と書類を捨ててしまわずに、遺品整理業者から発行された「お見積書」と「領収書」は必ず大切に保管しておいてください。
そして、相続税の申告や実家の売却手続きを行う際に、担当の税理士へ「この片付け費用は経費に入りませんか?」と一度確認してみることを強くおすすめします。

費用負担を軽くするためにできること

「兄弟で割り勘にするにしても、遺産から支払うにしても、トータルの費用は1円でも安く抑えたい」というのが皆様の共通する本音だと思います。
高額になりがちな遺品整理の費用負担を少しでも軽くするために、最も効果的でおすすめなのが「買取サービス」を併用することです。

買取サービスを活用して作業費を「相殺」する

遺品の中には、ご家族が「ただの古い不用品」だと思っていても、プロの目から見ると価値のあるお品物がたくさん眠っています。
製造から数年以内の家電製品、古い骨董品や茶道具、趣味のコレクション、貴金属など、買い取れるものは多岐にわたります。

カスミサービスでは、遺品整理の仕分け作業と同時に、古物商の許可を持つプロが「高価買取」の査定を行います。
そして、買取金額をそのままお片付けの作業費用からお値引き(相殺)させていただくことが可能です。「自分たちでリサイクルショップに運ぶ手間」が省けるだけでなく、誰が費用を負担するにせよ、親族全員の金銭的負担を大幅に減らすことができる最大のメリットがあります。

💡 誰が払うにしても、費用は賢く安く抑えたい!という方へ
買取サービスの活用以外にも、ご自身でできる事前の片付けや相見積もりのコツなど、費用をグッと下げるための具体的なノウハウを以下の記事でまとめています。
遺品整理の費用相場は?一軒家・アパートの料金目安と安くするコツ

まとめ|費用負担で揉めない第一歩は「正確な見積もり」から

遺品整理にかかる費用は決して安くはないため、「誰が払うのか」というお金の問題は、これまで良好だった親族関係にヒビを入れる原因になりかねません。

「誰が払うにせよ、まずは総額がいくらかかるのか」を明確にすることが、冷静な話し合い(親族会議)の第一歩です。
特定の誰かが一人で焦って業者を決めてしまう前に、まずはプロの業者から正式な見積書をとり全員で共有して合意を得るようにしましょう。

また、親の借金が発覚し「相続放棄」の可能性がある場合は、絶対に自己判断で片付け(単純承認)を始めず、そのままの状態で専門家へご相談ください。

遺品整理士認定協会の優良事業所であるカスミサービスでは、東海エリア(愛知・岐阜・三重)での出張お見積もりを完全無料(キャンセル料0円)で承っております。

「まだ親族で揉めていて頼むか分からない」「借金があるかもしれず、どう動けばいいか不安…」といった段階でのご相談も大歓迎です。
必要に応じて提携する士業(弁護士や司法書士など)のご紹介も可能ですので、ご家族だけで抱え込まず、まずはお気軽に私たちプロにご連絡ください。

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