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コラム

遺影の適切な処分方法・手順とは?故人の想いと共に送るために

遺品整理

2025年10月3日

大切な人を失った悲しみの中、遺影の処分にどのように対処すればいいのか、迷われている方も少なくないのではないでしょうか。

故人の面影をいつまでも心に留めたい気持ちと、現実的な処理の必要性との間で、葛藤を感じているかもしれません。

この文章では、遺影の適切な扱い方について、時期、方法、費用、そして心の整理まで、具体的な手順と注意点とともにご紹介します。

 

遺影の適切な処分時期

 

四十九日後が目安?処分時期の考え方

 

多くの方にとって、四十九日の法要後が遺影の処分を検討する時期の目安となります。

四十九日までは故人の霊が浄土へ旅立つまでの期間とされ、この間は後飾り壇に遺影を飾り、故人を偲ぶのが一般的です。

しかし、宗教的な決まりはなく、必ずしも四十九日後である必要はありません。

ご家族の状況や気持ちに合わせて、適切な時期を選んで構いません。

 

時期を決められない時の対処法

 

処分時期に迷うのは、当然のことです。

大切な故人の遺影ですから、安易に決断できない気持ちはよく分かります。

まずはご家族で話し合い、それぞれの思いを共有しましょう。

ゆっくりと時間をかけて、気持ちの整理をしていくことが大切です。

どうしても決められない場合は、一旦保管し、後日改めて検討するという選択肢もあります。

 

宗教的な観点からの考慮事項

 

宗派によっては、初盆や一周忌などの法要で遺影を使用する習慣がある場合があります。

また、ご自宅に仏壇があり、先祖の遺影と共に飾りたいという考え方も理解できます。

宗教的な観点や家族の伝統を尊重し、時期を決定することが重要です。

菩提寺にご相談するのも良い方法でしょう。

遺影の適切な処分方法と手順

 

遺影の処分の仕方 一般ゴミでの処分

 

遺影は、宗教的な意味合いが特にないため、一般ごみとして処分することも可能です。

ただし、自治体のルールに従って、可燃ごみ、不燃ごみなどを適切に分別する必要があります。

写真の部分は可燃ごみ、額縁は不燃ごみとなるケースが多いですが、地域によって異なる場合があるので、事前に確認しておきましょう。

もし、ごみとして捨てることに抵抗がある場合は、白い布で包んだり、塩を振ってから処分するのも一つの方法です。

 

お焚き上げでの処分方法と流れ

 

お寺や神社でお焚き上げを依頼する方法は、故人の霊を供養しながら遺影を処分できる、多くの遺族が安心できる方法です。

菩提寺がある場合は、まずそちらにご相談ください。

菩提寺がない場合は、近隣のお寺に連絡を取り、お焚き上げの依頼が可能か確認しましょう。

通常、連絡後、日時を決め、遺影を持参して、お焚き上げの儀式を行います。

費用は、お寺によって異なります。

 

業者への依頼方法と費用相場

 

遺影の供養や処分を専門的に行う業者もあります。

インターネットで検索すれば、多くの業者を見つけることができます。

宅配便で遺影を送付し、供養してもらうサービスを提供している業者も多いです。

費用は業者によって異なりますが、数千円から数万円程度が相場です。

依頼する前に、料金やサービス内容をしっかりと確認しましょう。

 

処分後の心の整理と供養の方法

 

遺影を処分した後も、悲しみや喪失感と向き合う必要があるかもしれません。

写真や動画をデジタルデータとして保存したり、小さめの写真にしてアルバムに整理したりするなど、故人を偲ぶ方法を検討してみるのも良いでしょう。

大切なのは、無理に気持ちを切り替えようとせず、自分のペースで悲しみを受け止め、少しずつ前を向いていくことです。

必要であれば、カウンセリングやサポート団体に相談することも検討してみてください。

まとめ

 

遺影の処分は、時期や方法、費用など、様々な要素を考慮する必要があります。

四十九日後が目安ではありますが、ご家族の状況や気持ち、宗教的な観点などを考慮して、適切な時期を選びましょう。

処分方法は、一般ゴミ、お焚き上げ、業者への依頼など、いくつかの選択肢があります。

費用も方法によって大きく異なるため、事前に確認することが大切です。

処分後も、ご自身のペースで心の整理を進め、故人を偲び続ける方法を見つけていきましょう。

大切なのは、故人を敬い、そして自分自身を大切にすることです。

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